いろいろな事があり、久しぶりにブログの更新です。
原毛の原点に帰り、脂分を残して紡ぐ準備をしようと思います。
以前、洗って保存して置いたのですが、毛先にやや脂分が残っていたため、うまく繊維がほぐれず紡ぎ難かったので、再度洗いました。
この繊維の一房ずつをステイプルと言います。
洗った後は30秒脱水。濡れている内にステイプルの両端を手でほぐし、広げて乾燥。
写真左下が、洗い済みステイプル。そこから塵や藁を除きます(写真右上)。
それを動物専用の櫛で両側から解きほぐし、長い繊維(写真左上)と短い繊維(写真右下)に分けます。
今回は、写真左上の、繊維の長い部分のみを使用。刈り取った根元の方から紡ぐ事で、光沢のある糸にします。
紡ぎ道具:マジャークラフトのリトルジェム(紡ぎ車)
紡いだ糸量:147m/108g(1.36番手)
原毛種:コリデール・ナチュラルカラー(ステイプル)
糸の種類:スラブ双糸
ステイプルは、羊毛の中でも、最も品質の良い部分です。
ぬめりがありながらも、空気を十分に含み柔らかな風合いのスラブ糸になりました。
脂分を残すと、防水性、防寒性共に優れ、暖かく、アウトドアに最適です。
この糸で、帽子を編んでみたいと思っています。
待ってました!
久々の更新、おめでとうございます。
紡ぎのことよく分かりませんが、勝手にファンです。
根つめ作業にもいい季節になってきました。
すばらしい作品のアップ楽しみにしています。