初めてのシャインマスカットを収穫

葡萄

苗を植えてから3年で実がなり始めます。
そんなことも知らずに、食べたい一心で苗木を買ったのですが、まさに今年が3年目。
見事に実りました。それも20房。
地面からの距離が近すぎ、日当たりが悪い竹藪の端の隙間に植え、最初から、場違いだと承知の上の所業でしたが、よくここまで頑張って育ってくれたなと感謝しています。
摘果はしたのですが、十分ではなかったように思います。袋をかけると蒸れそうな気がしたのと、中の様子が観察できなくなるのが不安で、傘掛けだけしてみました。(日焼け防止のため)
ジベレリン処理を2回することでホルモン調整をして、種を育てないようにするそうですが、初回はハードルをぐっと下げてパスし、種ありです。

毎年、福島の友人が、さくらんぼと葡萄を送ってくれます。
近年、葡萄の種類も豊富になり、葡萄好きの私には嬉しい限りです。
友人も私も、一番のお気に入りはシャインマスカット。
年に一度は自前で買ってみるのですが、福島の友人が送ってくれる方が断然美味しいので、図々しくも、毎年この季節を心待ちにしております。感謝です。
左の写真は緑が濃くて比較的よさそうに見えるのですが、摘果が足りず、粒がぶつかり合って大きく育たなかったのが明らかです。その上、日光も足りず十分に完熟していません。
右の写真は、友人が送ってくれた美しくて美味しいシャインマスカット(言うまでもなく右側です)と、我家の初物のシャインマスカットです。明らかに、姿かたちも味も別物ですが、めったにない機会なので、敢えて同席させて頂きました。

追伸:粒の表面が見苦しいもの、粒が小さく完熟していないものは、ドライの機械にかけて干しぶどうを製造中です。今の時点で一日半かけているのですが、少し粒が大きと、まだいまいちです。
明日の朝には、それっぽくなっているといいのですが。
干しあがったら、ラム酒につけて保存したいと思っています。


まる2日かけて、やっと干しブドウらしくなりました。せっかくなので、市販のものより、柔らか目に仕上げてみました。小粒は瓶に詰め、ラム酒を注いでラム酒漬に。
収穫後に、総重量を計っておくべきでしたが、忘れてしまいました。残っている重さから推測すると、多分1.8kg位かなと思います。

こんな所に葡萄の苗を植える人は、私たち以外には誰もいないと思います。
少しばかり言い訳にお付き合いくださいませ。我家は、敷地面積は広いのですが、四方を垣根が巡っており、敷地の内側に向かって木々の根っ子がはびこっています。初めは鉢で育てていたのですが、伸びてきた蔓の行き場に困り、背の高い支柱を用する棚ではなく、横に伸びて日差しを浴び育ってくれること期待し、地植えにしたのです。こんな場所ですが。ワイナリーのブドウ畑をイメージして。
しかし、石や根っ子に阻まれて、長い支柱を打ち込むことができませんでした。その結果、こんなに低くなってしまったと言う訳です。
この写真は、朝日を浴びて、葡萄が神々しく輝いていて、まるで竹取物語の様なワンショットになりました。

葡萄(シャインマスカット)

摘果前の様子です。紫式部の実かと見間違う程びっしり付いています。
下部7節程を残し、その上は全て摘果(取り除く)します。残したひと房ずつに3粒ずつ残し、それ以外は更に摘果(先の細い鋏を使用して丁寧に作業)。ぶつかり合わずにそれぞれの粒が大きく育つようにします。
しかも、摘果後にある程度育ってから、種なしにするためにジベレリン処理(液にひと房ずつ漬ける)を2回繰り返すのです。
全て手仕事です。機械にはできない仕事です。シャインマスカットが高価な理由、納得です。

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