秋明菊(シュウメイギク)

秋明菊

名前に菊とつくので、菊の一種かと思いきや、アネモネの仲間とのこと。
9月下旬から10月にかけて花の見頃を迎えます。
花びらの様に見えているのは、実は萼(がく)が発達したもの。
一本の花茎の先が放射状に分かれ、その先に花芽が付きます。中央の一輪が最初に咲き、その両脇、更に脇と順に咲いていきます。
私は、花が咲く直前の、まん丸でふくよかで真っ白な蕾にひかれます。その真ん中で最初の一輪が咲き始めるのを心待ちにしています。
我家の庭には、白とピンクが居ます。ピンクは、ご近所さんからの頂き物。
隣同士に居ても、不思議と一緒には咲きません。白花が終わる頃、入れ替わるようにしてピンクが咲き始めます。
初めは、石の間から白花が一輪咲いていただけでしたが、少しずつ増えてきたので、今は、少しずつ環境が異なる三か所に分けて育てています。ほんの短い時間だけ日が当たる半日蔭が、葉の緑が綺麗で、花付きも良く、切り花にも適しています。少し日照時間が長めの所だと水分不足になるのか、葉が焼けたようになり、切り花にして飾るのは、はばかられます。

秋明菊は、茶花として親しまれている秋の花です。
我家の庭には、茶花が沢山います。
私達の前にここに住んでおられた方は、お茶やお花を教えていたので茶花が多いのだと、近所の方々から聞いております。
花が終わり冬になると地上部が枯れ、春になると残った根から新芽が出ます。
「6~7月に、大きな葉だけを切り取っておくと、地中の根が伸びて新芽が出る」という記述を見たので、来年は試してみようと思います。
大きな葉っぱ二枚の上部に小さな葉が付くのですが、その大きな葉だけ取り除くことで、もしかしたら、無駄な水分蒸発も防げて、その結果、葉枯れも防げるのではないかと思っています。いつも枯れるのは、大きな葉だけなので。

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