彼岸花(ヒガンバナ)

彼岸花

秋の彼岸の頃に花が咲くので彼岸花。
花茎の先に花が咲くのに、その時期、葉は全くありません。花がすっかり終わった頃、花茎の付け根周りに、新葉の芽が沢山顔を出します。秋から冬にかけ、濃い緑の細長い葉を沢山付けます。年を重ねるごとに葉が増えていくのが明らかにわかり、翌年の花数が楽しみになります。
翌年の初夏頃に葉が枯れ、どの辺りに咲いてくれるのか、全く気配を感じさせなくなるのです。
時折、他の植物を植えようとして、彼岸花の球根と鉢合わせになり「ごめん、ごめん、ここに居たのね」と言いながら、慌てて土を被せることがあります。
この場所に、チューリップの球根を100球植えたことがあるのですが、ネズミさん達のレストランになってしまい、全滅。
それ以降は、毒性があってネズミさんに食べられない彼岸花と水仙の球根を植えることにしました。

彼岸花

彼岸花は、球根を植えてから2~3年後にやっと花が咲きます。
白花の群生を夢見ているのですが、昨年は咲いてくれたのに、今年はまだ、その姿を現しません。その代わり、今年はピンクの花が少し増えてくれました。

彼岸花は、曼珠沙華とも言います。
曼珠沙華は、サンスクリット語で「天界に咲く花」という意味だそうです。おめでたいことが起こる兆しに、赤い花が天から降ってくると言う仏典から来ているとのこと。

今年は休眠かと思っていたら、ピンクより一か月程おくれてのお出ましとなりました。しかも、一か所にこんなに沢山。感激です。ありがとう。
白花と言うよりは、淡いクリーム色で、気品があります。

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