梅もどき(ウメモドキ)

梅もどき

6月頃に、白い小さな花をびっしり付けます。
9月初旬、実が少しずつ赤く色づき始めたので、徒長枝を外し、樹形を整えました。
我家の梅もどきは、身長2.5m位。「こんなに大きな梅もどきは見たことがない」と仰る方が何人かいらっしゃいました。
どんどん細かい枝先をランダムに伸ばすので、これ以上背丈が伸びぬよう太い幹を止め、放射状に樹形を整え、春から秋にかけて、3回程剪定しています。
特に徒長枝は、実が赤く色づいた時に、その風情が損なわれると感じるので、私なりのこだわりです。

右端の写真は、雪で木が折れぬように施した雪つりです。
太い幹に沿って竹を添え、その竹のてっぺんから主要な枝に縄を張り、雪の重みで折れぬようにします。北陸の雪は重いので、初雪前の冬支度です。
実は、樹木は太い幹より細い枝葉の方がしなやかで、どんなに大雪が降っても折れたことがありません。それに比べ、一番太くて丈夫そうな主幹の方が雪には弱いのです。
やっと雪が解けて庭に足を踏み入れられるようになると、庭をひと回り。大雪の時に、太い幹が折れていてびっくりしました。そんな経験を何度かしています。
春先に、庭仕事をしていたら、突然バリバリという音とともに3m程の大木が根元から倒れたこともあります。よく見ると、木の根元が腐っていました。
樹木も人間も、見かけじゃなくて、細いながらもしなやかさを持つことが生きる上では大切ということでしょうか?

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