アメリカの緑綿の育ち具合は良くありませんでした。まったくはじけず、それでもあきらめきれず、むりやりほじくり出しました。
なかで腐っているものが多く、残念。種をはずし綿打ちしたら144gだったので、ベストが編めるようにシルクノイルを足してカードをかけました。鼻のなかまでムズムズ、えらいこっちゃ。
細く紡ぎすぎて、編むのに時間がかかりそう、反省です。何度もいろいろな太さの編み針でゲージを取り直し、方眼紙に縮小図を書いて減らし目の計算。この試し編みに結構時間がかかっちゃいました。襟はきつ過ぎて首が通らなかったりして、3回ほど編みなおしました。
自己流の私は、人より何倍もこの作業に時間を費やしているに違いないと思うのです。
緑綿の色素のクロロフィルは日光に当たると退色してしまうのだそうです。汚れたのかと思うほど色が変わったのを見たことがあります。ソーダ灰を溶いた液に浸して処理すると退色が止まる、色が復活すると聞き、早速実験してみました。嬉しい!紡いでからだいぶ時間がたっているので、あまり期待はしていなかったのですが、ほんの少し色が戻ってきました。これで退色が止まればなお嬉しい!!!
紡ぎ道具:手作りスピンドル
綿の種類:緑綿(米綿)
紡ぎ:緑綿とシルクノイルをミックス・双糸
紡いだ量:1、325m/294g(うち緑綿144g)(4.5番手)
編みの道具:身頃・3号棒針/襟ぐり・袖ぐり・2号棒針
胸の位置で少し編み方を変えてみました。