金木犀(キンモクセイ)

キンモクセイ

秋風が立つ頃になると、何処からともなく、その甘い香りが開花を知らせてくれます。橙黄色のかわいいお花です。沈丁花、くちなしと合わせて、日本三大芳香木と言われているとのこと。
花の命は短く、およそ一週間ほどで散ります。

キンモクセイ

我家では、開花後2~3日で、花が落ちないうちに一部を摘み取ります。
ハーブティーの様に、紅茶と共にその香りを楽しみます。生花の豊かな秋ならではの贅沢な味わいです。
ちなみに、それを、ワインと氷砂糖に漬けこんだのが「桂花陳酒」です。中国では、三年物が美味しいと言われています。その色と芳醇な香りは、食前酒として、私の中では一押しです。
イチジクのワインコンポートを毎年作るのですが、赤ワイン、ロゼワイン、白ワインで実験したところ、赤だと色がくすんで美味しそうに見えず、白だとこれまた白っぽすぎて美味しそうに見えず。
ロゼワインだとほんのりとオレンジ色で美味しそうに仕上がります。
金木犀も、その色を損なわぬようロゼを使用すると、とても美しい仕上がりになると思われます。
但し、酒税法にて、個人で作るのは違法行為に当たるとか。

摘み取った花は、さっと水洗いしざるに上げ、ペーパータオルで水分を取ります。
それをお茶用の不織布の袋に入れ、紅茶と共に。

小泉先生のレシピ「金木犀の芳香を放つ美酒! 「桂花陳酒」を作る」のページはこちら。

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