山の多湿な所に自生するとのこと。
我家の庭は落葉樹、常緑樹などが混在しており、お日様の恵みを頂きながら日の回り具合で順繰りと日陰ができるので、適度に湿度を保てているように思います。
そのお陰で、毎年こぼれ種で増えております。


白花は、とても貴重なのだとか・・・。増えるどころか、いつの間にやら消えて行ってしまうのだそうです。ご近所のお花に詳しい方から頂きました。なかなか増えてはもらえなかったのですが、やっと少しづつ我家の庭の環境に慣れてきてくれたようで、お隣にお仲間ができ、嬉しい限りです。


名前の由来を調べてみると、花を中国の伝説上の生き物である狸々(ショウジョウ)に見立て、葉の重なり具合は袴を連想させるからとの記述がありました。
しかし、切り花にして飾ってみると、面白いことに気が付きました。
始めは、濃い紫に近いピンクなのですが、それが少しづつ色合いを変えていくのです。
同じ花とは思えない変身をするのです。何だか毎年狸にばかされたような気分になる私です。
3月の咲き初めの頃は、葉っぱは冬の名残でまだ茶色いのですが、季節が進むと新葉が芽吹き、緑色の袴に衣替えします。長く花を楽しませてくれます。